開成中学校の偏差値と入試問題の傾向、塾別合格実績など、入試情報まとめ③
2018/03/14
こんにちは。
今回は、開成中学校の偏差値と入試問題の傾向、塾別合格実績など、入試情報についてまとめてみました。
今回の記事で紹介するのは…
■偏差値/試験
■入試問題の傾向
■塾別 合格実績
では、ご覧下さい。m(_ _)m
偏差値/試験
■偏差値:72
■試験日:2/1
■試験科目:4科
■定員:300
■ 合格最低点 ■
年度 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
---|---|---|---|
合格者平均点 | 237.1 | 214.5 | 212.8 |
合格者最低点 | 223 | 196 | 195 |
受験者平均点 | 210.4 | 183.8 | 181.5 |
入試問題の傾向
■国語 入試傾向
・高度な情報処理力を求められる試験と言えます。国語が合否に大きく影響します。
・質問の指示に従い、「対比」「因果関係」など用いて解答の根拠を見つけ、論理的に読解する能力が求められます。
・問題文の題材は、出版後5年以上経過した作品からの出典が多いのが特徴です。
・題材は、日本の歴史や文化を背景に描いた作品、哲学的な作品、戦争を題材とした作品などが多く見受けられます。
・ここ数年は、「論説文もしくは随筆文・物語文」という大問2題構成が主流になりつつあります。
・記述問題は増加傾向で、大きなウエイトを占めます。漢字の書き取りも4~5題出題されます。
■算数 入試傾向
・昔と比べると算数の入試問題は大きく変化しており、中学入試の典型題や、定番の「速さと比」「立体図形」などが頻出分野です。
・「速さと比(旅人算)」が例年出題されますが、年度によって問題の難度にバラツキがあるので注意が必要です。
・「立体・平面図形」は、「相似」と関連した典型題の出題中心に変化してきています。
・高度な「思考力」と「作業力」が問われます。「規則性・場合の数」の書き出し問題や、「数の性質」などの問題です。
・「考え方」を書く欄が非常に大きく用意されています。開成の算数の特徴です。
・ここ数年、「設問の誘導が親切すぎる」問題が目立ちますが、出題形式は毎年のように変わるので、臨機応変な対応が必要です。
■理科 入試傾向
・受験者のレベルに対して、問題の難度がかなり易しく、ほとんど差がつきづらい試験となっています。
・問題文は読み取りやすく、設問も選択問題、記述、作図など、オーソドックスなものが並びます。
・合格者の平均得点率は8割前後とかなり高めです。大きく時間配分を間違えなければ時間切れにはならないでしょう。
・ほとんどが易しい問題で、差がつく難度の高い問は1~2問程度です。
・読解問題、実験問題、グラフの考察問題などに、難度が高いケースが多く見られます。
■社会 入試傾向
・基本事項中心、高得点勝負になりがちで、大きく差をつけることは難しくなっています。
・例年、大問が2~5題、解答箇所が50~70問というのが定番の構成です。資料の読み取り問題は、毎年出題されています。
・ほとんどが選択問題、用語記入問題です。記述問題も出題されますが、短めのものになっています。
・出題形式は年度によってかなり変わります。歴史・地理の出題割合がやや多く、時事問題も出題されています。
・問題文は、500~700字程度のボリュームのものが多く、稀に長めの場合でも1500字程度です。
・制限時間は40分で、50~70問に解答するので、あまり余裕はありません。時間配分に注意が必要です。
※出題形式は今後変化する可能性があります。
塾別 合格実績
年度 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
---|---|---|---|
日能研 | 65 | 56 | 59 |
SAPIX | 245 | 251 | 234 |
四谷大塚 | 82 | 92 | 110 |
早稲田アカデミー | 60 | 87 | 95 |
栄光ゼミナール | 14 | 11 | 12 |
市進学院 | 16 | 8 | 8 |
以上、ご参考になれば幸いです。(^_^)/~~