【ゲーム依存症】は病気! 精神及び行動の障害 ギャンブルや薬物と同様(ゲーム障害)
こんにちは。
【ゲーム依存症】は病気! 精神及び行動の障害 ギャンブルや薬物と同様(ゲーム障害)についてまとめています。
今回の記事でご紹介するのは…
■世界保健機関(WHO)
■国際統計分類(ICD)とは?
■今回改訂の「ICD-11」は?
■「ゲーム依存性」の定義
■依存症と判断する目安は?
■まとめ
では、ご覧下さい。m(_ _)m
世界保健機関(WHO)
世界保健機関(WHO)は国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)を公表しました。現行の「ICD-10(1990年版)」以来、約30年ぶりの改訂となります。
ジュネーブ時間12時(日本時間18日19時)
国際統計分類(ICD)とは?
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」は、疾病、傷害および死因の統計を国際比較するための統計分類です。
すべての疾患や怪我はICDの分類に従ってアルファベットと数字を用いたコードで表され、人口動態統計や健康情報の管理に使用されています。
国により呼び名が異なる疾患や怪我の場合でも、コードを用いて統計的に処理できる点が特徴となっています。
1990年の第43回世界保健総会で採択された現行の「ICD-10」では…
「感染症及び寄生虫症(A00-B99)」
「精神及び行動の障害(F00-F99)」
「傷病及び死亡の外因(V01-Y98)」
など、21章に分けた基本分類が示されています。
今回改訂の「ICD-11」は?
今回改訂された「ICD-11」では…
「免疫系の疾患」
「睡眠・覚醒障害」
「性保健健康関連の病態」
などの新章が追加されています。
「精神及び行動の障害(F00-F99)」には、ギャンブルや薬物と同様の依存症として「Gaming disorder(ゲーム依存症、ゲーム障害)」が示されました。
「ゲーム依存症」の定義
「ゲーム依存性」とは、オンラインかオフラインかを問わず、ビデオゲームやテレビゲームといった「ゲーム」がほかの活動よりも優先され、ゲームの開始および終了や時間をコントロールできないこととしています。
依存症と判断する目安は?
依存症と判断する目安は…
「ゲームによる依存行動が個人や家庭、教育や職業などに障害をもたらすことが12ヶ月続く場合」
とされています。
ゲーム依存症はアルコールやコカインなどの薬物といった物質使用、および依存行動のひとつとして位置づけられており、ゲーム依存症との同分類には「Gambling disorder(ギャンブル依存症)」が含まれています。
まとめ
今回の改訂は、2019年5月世界保健総会へ提出される予定です。
国連加盟国は今後、分類の翻訳など自国での適用へ向けた準備を開始することが期待されています。
厚生労働省は、「我が国への適用に向けた検討をしてまいります」と述べています。
以上、ご参考になれば幸いです。(^-^)/